【マンガ用語辞典】キャラクター
【マンガ用語辞典】
第3弾は「キャラクター」。
■マンガで一番大切?
ニチマのマンガコースでは毎年、集英社さんや小学館さんなど、数々の出版社の方々をお招きし「出張編集部」を開催しています。
その際に学生から出版社の編集さんに毎回のようにある質問が、
「マンガで一番大切なことは?」
それに対し多くの編集さんからズバリ、
「キャラクター。」
とご回答いただくことがあります。
「キャラクター」はマンガの魅力を決定づける上でとても重要です。
今回ご紹介するのは、よく「キャラが立ってる」、「キャラが濃ゆい…」などと表現される「キャラクターの個性」についてのお話です。
■なぜ、マンガにおいてキャラクターが重要なのか?
よくマンガ家さんの中でも「キャラが勝手に動き出す」という表現をされる方がいます。
これはキャラクターが確立し個性やバックーボーンが深掘りされていれば、その行動原理は明らか。自身が生み出したキャラクターがひとりでに道を切り開きストーリーを導き出してくれる、というものです。(実際にキャラがコマから飛び出して、机の上を走り回るわけではありません…)
例えば、こんな主人公…
・正義感が強く困った人を見過ごせない
・周りのみんなから頼りにされている
・しかし、唯一苦手なのが幽霊
・幽霊からも頼りにされ悩み事を相談される
ここまでの情報だけでも、主人公が自身の正義感と苦手な幽霊との間で葛藤する姿が浮かびますね。同時に自ずとストーリーも浮かび上がってきます。
このように、マンガのストーリーを考える上でキャラクターが先行して生まれることも珍しくありません。
■読者は「完全無欠のヒーロー」を求めていない
ここでポイントとなるのは「完璧な人間」ではないところ。弱点や欠点があった方が読者が共感を持ってくれます。そして、弱点を克服し試練を乗り越える主人公の姿に魅了されます。読者は何の試練も訪れない「完全無欠のヒーロー」を求めていないのです。
また、その弱点が大きな武器になる、という展開も考えられます。
少年マンガでよく見られる展開の一つとして、例えば…
・背が低くて身体が小さい
・周囲からいつもバカにされ、本人もコンプレックスを抱いている
↓
・背の低さを活かして敵をやっつける
・周囲から認められる
弱点や欠点と思われていたことが、実は個性であり、強みであり、他の人には無いスキルだったことが証明されます。人は何かしらのコンプレックスを抱くもの。しかし、それは自分の個性だったと気づく。読者がマンガから勇気をもらうのはそんな瞬間かもしれませんね。
キャラクターについて話し出すと、まだまだたくさんありますが…
ニチマの体験入学ではキャラクター創作に関する講座も開催しております!
ぜひご参加ください!
【マンガ用語辞典】バックナンバー

