【デザイン用語辞典】グラフィックデザイン

【デザイン用語辞典】
第1弾は「グラフィックデザイン」。
■グラフィックデザインとは?
「グラフィック」を日本語に直訳すると図(図表・図式・グラフ)を意味します。(かつてグラフィックデザインの学科を「図案科」と表記していたデザイン系の学校もあります。)観る人に何かしらの情報を伝えることを目的としていることから、日本ではグラフィックデザインを「視覚伝達」と表現するケースが多いです。
つまり、グラフィックデザインとは図形や文字、イラストや写真を用いて視覚的に情報を伝えるデザインを指します。そして、そのグラフィックデザインをお仕事とするのが「グラフィックデザイナー」です。
元々はポスターやチラシ、雑誌やフリーぺーパー、商品のパッケージなどの印刷物を指していましたが、インターネットやスマホの普及により情報を伝達する手段そのものが時代と共に変化。「Webデザイン」も広義ではグラフィックデザインとして、グラフィックデザイナーのお仕事の一つとなっています。
※役割分担を明確にするために、印刷物を担当する「グラフィックデザイナー」、Webサイトをデザインする「Webデザイナー」と呼称を分類する場合もあります。
さらに、近年では「グラフィックデザインとは課題解決の手段」と言われる傾向が強くなっています。
クライアント(=お客さん)が抱える課題が、例えば「いい商品を作っているけど、知名度が低い」であれば、どうすれば多くの人に知ってもらえるかを考えるのがグラフィックデザイナーのお仕事です。
■絵が苦手でもグラフィックデザイナーになれる?
よく「グラフィックデザイナーは絵が上手い人がなるもの」と思われがちですが、必ずしもそうではありません。もちろん、広告やパッケージなどでイラストを使うことが多いので絵が上手いことは大きな武器になります。ニチデのグラフィックデザインコースにも「イラストレーション」という授業があります。しかし、それは手段の一つであり「目的」ではありません。
もっと大切なのはクライアントの課題解決。そのための手段を考え、目的を果たすことがグラフィックデザイナーとして最も重要な役割です。
ちなみにプロのグラフィックデザイナーさんの中には自分でイラストを描く人もいれば、イラストレーターさんと組んで仕事をすることもあります。
◯グラフィックデザイナーが基本的な方向性を考えイラストレーターに依頼
↓
◯イラストレーターがその方向性に合ったイラストを制作し、グラフィックデザイナーに提出
↓
◯グラフィックデザイナーがそのイラストを活用し、デザインをする
ニチデのグラフィックデザインコースで「イラストレーション」の授業を取り入れているのは、イラストの技術の習得のみならず、将来的にイラストレーターさんとお仕事をするためにその理解を深める、感覚を培うことも大きな目的の一つです。そうすることで、自分が描かなくても描ける人と組んでお仕事ができます。
結論、絵が苦手でもグラフィックデザイナーにはなれます。
■グラフィックデザイナーに大切なのは?
1つ目は、繰り返しになりますが、
・課題解決の手段を考える力
ニチデのグラフィックデザインコースの授業では、この「考え方」や「考える力」を身につけることに最も力を入れています。
2つ目は、意外に思われるかもしれませんが…
・コミュニケーション能力
デザイナーを目指す方には絵を描くこと以上に苦手意識を持たれちがちですが…
グラフィックデザイナーはまず、クライアントがどんな課題で悩んでいるかを引き出すことが必要です。同時にその解決手段をクライアントに伝える力も必要となってきます。ニチデでは講師の先生や他の学生とのディスカッション、プレゼンテーションを通じて、このコミュニケーション能力を少しずつ時間を掛けて身につけて行きます。
そして3つ目は、
・ビジュアルセンス
「視覚伝達」の分野において、やはりこれはとても重要です。(これは「絵が上手い」こととは異なります。)
具体的にわかりやすく言うと、観る人に情報が伝わりやすい「レイアウト」や「配色」を考える力です。
いくら良い情報でも文字が小さくて読めなかったり、背景の色と同化していたら読みにくい。そういった視覚的な感覚や表現力を磨いて行くこともニチデは大切にしています。
ニチデのオープンキャンパスでは「グラフィックデザイン体験講座」としてレイアウトや配色について学ぶ『雑誌の表紙をデザイン』という講座も実施しています。

